症状と治療法
眼瞼下垂
眼瞼下垂について
上のまぶたが下に垂れてくる状態を眼瞼下垂といいます。
その原因で一番多いのは加齢によるもの、二番目はハードコンタクトレンズの長期使用です。いずれもまぶたを挙げる筋肉のスジがのびてしまうことで発症します。
まぶたの手術は美容整形だと思っている方もいるようですが、上まぶたが垂れて黒目の中心の瞳(瞳孔)にかかってくれば、視野がせまくなりますので、眼科で保険適応で手術ができますのでご安心を。
眼瞼下垂では上のほうが見えにくい、まぶたが重くてうっとうしいなどの症状のほかに、がんばって目を開けようとして、いつもおでこにシワをよせて眉毛を上につりあげているので、後頭部や首の後ろや肩の筋肉が慢性的に緊張して、頑固な肩こり、首こり、頭痛を訴えるかたもいます。なかにはなみだ目を訴えることもあります。
眼瞼下垂の治療法
眼瞼下垂の治療は局所麻酔で行うまぶたの手術です。日帰りで手術が可能で多くの場合30分以内に終わります。一般的には、ふたえの線で皮膚を切開し、伸びてしまったまぶたのスジを出してきて、ピンと張りなおしてしっかりと固定する方法で手術を行います。
術後数日は腫れますが1週間後の抜糸の頃には、ほとんどひいています。
眼瞼下垂の手術を受けた多くの方が「よく見えるようになった」、「快適になった」と、とても満足されているようです。「自分も眼瞼下垂かな?」と思ったら、お気軽に当院にご相談ください。
眼瞼下垂の手術例
43歳女性
長期間のハードコンタクトレンズ使用により 両側のまぶたがさがってきた。
眼瞼下垂の手術前、手術後の写真(43歳女性)
64歳女性
ハードコンタクトレンズを30年使用 両側のまぶたが下がってきた。
眼瞼下垂の手術前、手術後の写真(64歳女性)
73歳女性
年齢とともに、徐々に両側のまぶたが下がってきた。
眼瞼下垂の手術前、手術後の写真(73歳女性)
77歳男性
年齢とともに、徐々に両側のまぶたが下がってきた。